組織マネジメントと「サッカー」の類似性


本日は、組織マネジメントと「サッカー」の類似性、というテーマで記事を書こうと思います。


サッカー界には、


【パスの本数が多くなるほど、ゴールは遠ざかる】


という格言があると聞きます。


もちろん、駆け引きとしてゆっくりパスを回すほうが大切なシーンもあるでしょうが、基本的には「横パス」「バックパス」をできる限り減らし、


「前へのパス」を効果的に出し、とにかくゴール前に迫る回数を増やしていくのが一番よいのです。


組織マネジメントも同じですね。


私は「脱会議」というコラムで、会議中毒、会議依存の企業体質を批判いたしました。


サッカーでいう「横パス」「バックパス」というのは、組織運営でいうと、やたらと会議があることにより、「たらいまわしコミュニケーション」が出てくると同じです。


「第二課の課長はどう言ってるの? え? まだ聞いてない? 聞いてないって……。まず、この会議で議論する前に、第二課の課長に相談するのが先だろう」


「え? 部長が俺に聞けって? なんで? そんなこと俺に聞いたってしょうがないよ。部長がどうするか、じゃないの? 結局のところはさ」


「それで私に相談しにきたのか? 君は部長になんて説明したんだ? え? だーかーらー……。いつも言ってるだろう、そういう言い方をしてるから部長も勘違いするんだよ。第二課の課長の言い分はわかるさ。もう一度、部長に掛け合ってみろよ。え? 俺が? 俺が出て行くのはもっと後だろうよー」


と、まァ、こんな感じです。


「横パス」と「バックパス」を繰り返し続け、途中でボールを追いかける気力が萎えてくる、これが組織運営がうまくできていない会社のいつものパターンです。


気づいたときには、会議・議論を繰り返している割にはぜんぜん結果が出ないという事態に陥ります。(結果が出ていないというよりも、とにかく前に進んでいないんです)


当たり前ですよね。


中盤での「パス回し」ばかりやっていれば、いつまで経ってもゴールは決まりません。そんなサッカーは誰も観戦したくはありません。お客様からそっぽ向かれても当然です。


私は今、組織にサッカーの「フォワード」が必要だと考えています。


「肉食系」とか「草食系」という言葉がありますが、それとはまた違う概念です。


「俺が走りこむ先にパスを出せ!」

「私が決める!」


という、ちょっとエゴイスト的な人材です。


当たり前ですが、フォワードばかりでは組織運営はできません。しかし、いろいろな企業を見てきて思うのは、フォワード不在の会社が多すぎるということです。


「私のところにパスが来ればシュートは打ちますけどね」

「センタリングを、私の頭に合わせてくれたらゴールは狙えるんじゃないでしょうか」


という「たら・れば」の発想の人が多すぎるということです。
指示待ち部下、他責にしたがる方々のことですね。


ボールが来なければ自分で奪いにいく。
センタリングに合わせるように自分でポジショニングする。


サッカーでは当たり前ですが、組織人ではなかなかそれができない。
やりもしないのに、


「モチベーションが沸かない」
「なんか違う気がする」
「やって当たり前のように指示してくる上司って、なんかウザイよね」


と言いながら仕事をしていたら、組織の目的など達成できません。


これから求められる人材はサッカーの「フォワード」だと思っています。極論になりますが、フォワードの経験者を採用しましょう。


(フォワードを採用すればいいってもんじゃないですよ? みたいな応じ方をする人がいますが、こういう想像力・イマジネーションがない方もどうかと私は思います。この点もサッカーと同じですね)

 

Twitter「つぶやく」ボタン

セミナー情報

有料セミナーでは、ブログには書かない「行動心理学」の視点でノウハウを熱く語ります!


研修情報

社内に導入をご検討中の方は、公式サイトからご覧ください。



ページのトップへ