ダメ上司をイジっても、批判してもしかたがない
本日は、「ダメ上司をイジっても、批判してもしかたがない」というテーマで記事を書きます。
昨今、「ダメ上司」を題材にした書籍やコラムが矢継ぎ早に、世へ送り出されている感があります。
「ダメ上司」を標的にすると、ウケがいいからでしょう。
確かに組織において、管理者・マネジャーの責任は重いといえます。マネジャーの資質によって、その組織のパフォーマンスが左右されると言っても過言ではありません。
しかし、
管理者やマネジャーに必要な技能・スキルを、最初から身についている人は稀です。
つまり、スキルを体得させずに、年齢や実績のみで、自動的にマネジャーに昇格させるのはかなり乱暴であると認識することが必要です。
● 会社側が責任をもって教育をする
● 自分自身で自己投資する
のは、当たり前のことだと認識しましょう。
1冊や2冊、リーダーシップやマネジメントの書籍を読んでも、すぐにプロフェッショナルなマネジャーになれるわけがありません。
管理者研修を、年に1回や2回、受講したからといって、適切な管理者に育つわけではありません。
経営者や経営幹部が、組織がうまくまわらない責任を「中間管理職」に求めるのはとても簡単です。
しかし、それが行き過ぎるとイージーだと思います。安直さも垣間見えます。
マネジャー教育はもちろんのこと、部下に対する教育もやはり継続的に必要だと私は考えます。
世の中、マネジャーやリーダーに対する研修や書籍が多いですが、その前、つまり「部下」の段階からの教育は必要です。
それを怠っておいて、
「マネジャーに昇格させられる人材が見当たらない」
と、嘆いても仕方がありません。
結局、部下の時代からじゅうぶんに教育せず、そのまま「半人前」の状態でマネジャーに昇格させ、そして
「お前がマネジャーなんだからしっかりやれよ」
と責任を押し付けても、そう簡単にできるものではありません。
問題は「自信過剰バイアス」です。
「そんな教育を受けなくたって、マネジャーの仕事ぐらいできるだろう」
「俺だって苦労しながら覚えたんだ。部下の立場に立って考えたらどうしたらいいか、おのずと答えが出るだろう」
みたいな発想なのです。
それぐらいできるだろう。できなきゃおかしい……という思考が、「ダメ上司」だとレッテルを貼られる人の心を傷つけるのだと思います。
はっきり言います。
そんなに簡単に、正しいマネジメントなどできません。
「自信過剰バイアス」をはずし、謙虚な人ほど成功に近づけるものだと思います。そこに対する投資を惜しむ組織、人は、いつまでもアマチュアで終わってしまうのかもしれません。























