【フィッシュボーン・ダイアグラム (特性要因図)の問題点】 ……特性要因図の中で、視覚的な訴求力は抜群のツールだが
フィッシュボーン図(特性要因図)は、課題解決のために考えられる要因を書き出し、整理して体系的にまとめるためのツールです。
「魚の頭」の部分に【特性】を書き、「魚の骨」の部分に【要因】を書き並べ、視覚的に整理するのが特徴です。ポイントは、要因を「漏れなく・ダブりなく」書き出していくこと。(MECEの考え方)
以下の2つの事例を紹介します。
一つが、「営業の生産性が悪い」という特性を分析した例。もう一つが、「顧客からのクレームが多い」という特性を分析した例。
【営業の生産性が悪い! ……が特性の事例1】
![]()
【クレームが多発! ……が特性の事例2 こちらは魚の頭、骨を敢えて赤くし、緊急度を視覚的に表現した】
![]()
私個人が好きなのは、このフィッシュボーン・ダイアグラムが「魚の骨」で表現されていることにより、他のフレームワークと比べて視覚的に訴える力が強いことです。
魚骨図よりも、特性要因図を表形式で表現したほうが実用的なのはわかります。しかし見た目が無機質ですので、感情移入しづらいともいえるでしょう。
人間は感情の生き物です。
理論が正しければ、必ずその通りに人間が行動をすると考えたら大間違いです。時と場合によって、感情に訴える力のあるフレームワークが必要とされるのも頷けます。
上の事例2のように、魚自体が怒っていれば見ているほうに対しても「急いで解決すべきだ」という気持ちを呼び起こしてくれるでしょう。社内会議室の中に貼っておくと、(できれば額縁に入れて)さらに威力が増すに違いありません。
ぜひお試しください。こういう遊び心があってもいいと私は思います。
ただ、以下のような問題点もあります。
● 表現の自由度が限られているため、マインドマップのようにはアイデアや意見が膨らまない
(魚骨図でも表形式でも、同じ)
● QC7つ道具の一つであるため、営業戦略・計画作りに役立てようとすると、営業たちが「俺たちは工場の人間じゃない」反発する恐れがある → 実際によくある
したがって、マインドマップや付箋を使ってブレーンストーミングしたあと、体系的にまとめるツールとして使うほうが現実的といえます。
また、
1.マインドマップ(付箋)で課題抽出
↓
2.フィッシュボーン・ダイアグラムで整理
↓
3.モニタリングツールへ転記、計画の立案
……という流れでやっていると大変に面倒です。計画を作るまでのプロセスで疲れきってしまうので、やはりはじめからモニタリングツールを使って課題の抽出・整理をしたほうがよいというのが私の意見です。
【参考記事】 → 【バランススコアカードで営業活動計画の策定】 ……ブレーンストーミングからモニタリングの手法まで
これら、フィッシュボーンダイアグラムやバランススコアカード等、10種類以上の管理シートをメルマガに登録していただけた方に無料でプレゼントいたします。
有料セミナーでは、ブログには書かない「行動心理学」の視点でノウハウを熱く語ります!























